吉祥寺といえばハモニカ横丁。雑多でどこか懐かしい昭和の空気が漂うこのエリアには、実力派の町中華があります。
中でも有名なのが「みんみん」ですが、実はもう一軒、見逃せない名店があります。それが1951年創業の老舗町中華「珍来亭(ちんらいてい)」です。
今回は、仕事帰りの夕食にふらっと立ち寄ってみました。
ハモニカ横丁の隠れた名店「珍来亭」
ハモニカ横丁の一角にある「珍来亭」は、赤い暖簾と西洋風街燈の外観が目印。
店内は1階にカウンター、2階にはテーブル席とカウンター席があり、今回は2階のカウンター席に案内されました。
席間はやや狭めですが、それもこの横丁らしい雰囲気の一部。むしろこの距離感が心地よい。
夏季限定!冷やしワンタンメン(1,100円)
席に着くなり目に飛び込んできたのが、季節おすすめの冷やし中華。中でも気になったのが「冷やしワンタンメン(1,100円)」。
注文から約10分で到着したお皿には、自家製ワンタンがたっぷり!その上に、錦糸卵、ハム、きゅうりといった定番の具材が美しく盛り付けられ、見た目も涼やか。
麺はコシがあり、甘酸っぱい特製ダレとよく絡みます。ワンタンの皮はつるんとした喉ごしで、中の餡もジューシー。シンプルながら計算された味わいで、気がつけば箸が止まらず完食。
周りを見ると、ビール片手に一品料理を楽しむお客さんも多く、次回は夜飲みで訪れたいと思わせる雰囲気も魅力のひとつです。
メニューも豊富!その日の気分で選べる町中華
「珍来亭」の魅力は、なんといってもバリエーション豊かなメニュー構成。メニューはカテゴリごとに分かれており、
- 昔ながらの変わらぬ味
- ボリューム満点/やさい系
- 油ラーメン(濃いめスープ×純正ラードでコク深く)
など、初訪問でも選びやすい工夫がされているのが嬉しいポイント。ランチタイムには定食メニューもあるので、次は昼にゆっくり訪れてみたいですね。
ちなみに、「珍来亭」は昼飲みもOKで、昼から通し営業しているのも隠れた魅力。ハモニカ横丁でちょっと一杯+町中華ランチ、というのも粋な楽しみ方ですね。